抗酸化作用という言葉を知っていますか?

女性であれば、抗酸化作用と聞くとしわやたるみなどの肌の衰えの原因になる活性酸素の増殖を防ぐのに関わっているイメージが強いでしょう。

実は抗酸化作用は妊活でも重要な役割を果たしてくれます。

抗酸化作用を持つ物質に、メラトニンがあります。

メラトニンは睡眠作用を持つホルモンであると同時に、強い抗酸化作用を持っています。

それではメラトニンはどのように妊活にかかわっているかをたどっていきましょう。

メラトニンは強い抗酸化作用で妊活をサポート

メラトニンは日光などの強い光を浴びることで減少し、暗くなってくると分泌量が増えます。

そのため、メラトニンの量が増えることにより眠気が起きます。

しかし同時に、メラトニンは強い抗酸化作用を発揮します。

メラトニンは身体全体にいきわたることができる抗酸化物質です。メラトニンの分泌により、鉄が空気にさらされて錆びるように、体内が錆びるのを抑える役割があります。

身体中の細胞が老化していく中、卵子を含む妊娠に大きな関わりを持つ細胞も年齢とともに老化します。

しかし、老化を遅らせることはできます。

他の細胞と同様に、メラトニンは卵子や体細胞を酸化させる活性酸素の発生を抑える作用があります。妊娠に大切な細胞を保護するため、メラトニンは妊活をサポートする大切な要素になります。

メラトニンと妊活は密接に関わっていることをご案内しました。

それでは、腸内環境とメラトニンはどのような関りを持っているのでしょうか。

腸内環境が悪いとメラトニンが減る

腸内環境と脳内で分泌されるホルモンであるメラトニン、一見かかわりはなさそうに思えますが、実は双方には深い関わりがあります。

メラトニンは同じく脳内物質であるセロトニンから作られます。

セロトニンをアミノ酸を原料に作られます。そのアミノ酸は食事から摂取することになります。

腸内環境が悪いと、せっかく栄養のある食事をしてもうまく栄養を体内に取り込むことができません。

もちろん、セロトニンを作り出すためのアミノ酸の吸収が悪くなります。

そうするとメラトニンを生成することができなくなり、メラトニンが減ってしまいます。メラトニンを一定量維持するためにも、腸内環境を整えておく必要があります。

妊活において、腸内環境を整えることはとても重要な役割を果たします。

善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことによって腸内フローラを整え、健康な腸を保ちましょう。

メラトニンが減ると活性酸素が増える

メラトニンが減ると、活性酸素が増えて、卵巣や卵子を老化させてしまいます。

老化した卵子は上手く育つことができず、せっかく妊娠をしたとしても成長が止まり流産の危険性があります。

また、妊娠そのものも難しくなります。老化した卵子は受精卵になりにくいことがわかっています。

また、卵子の老化により、染色体異常を起こすことがあります。

染色体異常を持った卵子で妊娠した場合、うまく成長することができずに流産にいたることがあります。仮に出産できたとしても、染色体異常があるため、障害を持っていることもあるでしょう。

元気で健康な赤ちゃんを産むためにも、卵巣や卵子などの大切な器官の老化を食い止めなければなりません。

そのためにも、メラトニンが大切な役割を果たすのです。

まとめ

今回はメラトニンと腸内環境の関りを案内しました。

腸内環境が乱れることにより、メラトニンの持つ抗酸化作用が低下し、妊活にも影響が出ます。

健康な赤ちゃんを産むためにも、腸内環境を整えることが大切となります。

腸内環境を整えるコツは善玉菌を育て、腸内フローラを整えることです。

悪玉菌を増やすような食事を避け、善玉菌や善玉菌のエサとなる成分の含まれた食事を心がけましょう。